夜眠れない人が続出する現代社会!不眠症の原因と最新の対策法まとめ


『不眠症』と一言で片付けられがちな症状ですが、実際には不眠症にはいくつかの種類があります。不眠症は、広義には自立神経失調症の一つだと言われています。まずは、あなたの不眠症がどのパターンであるのかを知っておくこ とが大事です。自分の不眠症のパターンを知っておかないと今後どのようにして対策していけばいいのか明確にならないので、不眠症のパターンについて理解を深めていきましょう。わかり易く解説していきますのでご安心ください。






不眠症は、

  • 入眠困難:睡眠序盤の不眠症
  • 中途覚醒:睡眠中盤の不眠症
  • 早朝覚醒:睡眠終盤の不眠症

大きく分けるとこの3つの種類に分けることができます。





入眠困難:睡眠序盤の不眠症について

“寝ようと思っているのに眠れない”というのがこのパターンの特徴です。「ちょっと前までは眠たかったのに寝ようとした瞬間に考え事をして眠れなくなった」といったタイプですね。このパターンは不眠症の中でも特に多いです。寝るまでに時間がかかってしまうことで寝始めようとした時間は早いのに結果的に遅い時間に寝てしまうことになり、睡眠時間が不足してしまいます。体の疲れはとれるものの、心の疲れはとれないといった状況が長く続いてしまうので、大きな心労となってしまいます。寝る準備がしっかりとできていない、カフェインを摂り過ぎている、などが入眠困難パターンの不眠症の原因として考えられます。他にも様々な原因が考えられます。





中途覚醒:睡眠中盤の不眠症について

“入眠はすんなりだけど真夜中に起きてしまう”というのがこのパターンの特徴です。「いつも同じ時間にちゃんと寝ることができるのに、夜の2時〜3時になるとふと目覚めてしまうことが多い」といったタイプですね。交感神経が強く働いてしまうのが不眠症の主な原因だと考えられているので、このタイプの方は寝始める直前は副交感神経が優位になっているのに、寝ている最中になんらかの理由で交感神経が優位になってしまったことが睡眠中に突然起きてしまう要因になっていると言えます。一度起きてしまうとまた寝付くまでに時間がかかるような方も多いので、睡眠不足に悩まされやすいです。原因の特定が難しいパターンの不眠症でもあるので、悩まされると厄介です。





早朝覚醒:睡眠終盤の不眠症について

“入眠はすんなりだけど朝早くに起きてしまう”というのがこのパターンの特徴です。「疲れているから、たくさん寝るためにすぐに寝たのはいいけど、朝4時頃に起きてしまった」といったタイプですね。私たちの理想的な睡眠時間は7時間前後だと言われていますので、例えば、0時に寝る習慣がある方で、毎朝の5時ぐらいに目覚めてしまうような場合はこのパターンに分類されるといえるでしょう。お年寄りの方はよくこのような症状に陥りやすいことから、中年以降に多いパターンといえます。昼間の行動だったり、寝る前の準備不足が原因になっている可能性があります。





不眠症はただの寝過ぎの可能性も!

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この他に、「熟眠障害」があります。熟眠障害は睡眠時間は平均もしくはそれ以上とれたのに熟睡した感覚がないというパターンです。「たくさん寝たのにまだ眠たいし、疲れてる」といったタイプですね。熟眠障害の原因は眠りの浅さにあります。通常、眠りには浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠があり、この2つを90分間隔で繰り返すことで深い眠りにつけると言われています。熟眠障害は、浅いレム睡眠がずっと続くことによって引き起こされてしまいます。熟眠障害は幅広い年齢層で悩まされる可能性がある睡眠障害です。